桜の花言葉・精神美や高貴・優美その意味とは

まず、桜とひと言で言ってもその種類がさまざまある、ということを覚えておきましょう。後述しますが、桜にはソメイヨシノや八重桜、しだれ桜など、そういった種類がありそれぞれに花言葉が違ってきます。一概に、同じシチュエーションで同じ花を贈るから全てが一緒、ということではないことを理解しておくとトラブルを防ぐことができます。

さて、そんな桜なのですが、全体的な花言葉としては、精神美や純潔、優美な女性といったイメージを持っているようです。日本が誇る、伝統的な桜の木であることから、日本の精神美に通じる何かを感じ取ってこの花言葉がチョイスされている、という可能もあるでしょう。

さらに、米国の「spiritual beauty（精神の美）」が関係して、この花言葉になっているなど、諸説があるようです。では、ここからはこの花言葉をより深堀りして、プレゼントするタイミングなどを考えてみたいと思います。

まず、前述した桜の花言葉の精神美について考えていきます。日本人らしさを持っているとか、精神的なスポーツや習い頃に精通している、そういったイメージの方にプレゼントすると喜ばれることでしょう。

例えば、茶道や華道、剣道など、道がついた習い事で先輩が卒業したり、先生が転勤になるなどそういったイメージの時に渡すと相手にも気持ちがしっかりと通じる可能性があるのでおすすめです。

優美な女性という意味合いを持っているため、男性よりも女性の方にあげた方が、より強い気持ちを伝えられるかもしれません。もちろん、男性の師範にプレゼントすることが失礼に当たる、ということはありません．安心して、自分の尊敬している上司などに桜の花を贈ってみてはいかがでしょうか。

桜の花言葉の中には、高貴という意味や優れた美人といったものもあります。これは、桜の花の種類のひとつである、ソメイヨシノの花言葉として知られています。ソメイヨシノは、とても美しい鑑賞用に作られた品種であり、私たちが普段よく外で鑑賞している桜となります。

高貴や優れた美人、というこですので、着物が似合うような年上の女性に贈る時に言葉を添えるようにしてください。ただし、あまり年下や目下の人にプレゼントするというイメージがある花ではありませんので、そこだけ注意しておくと良いかもしれませんね。

桜の品種の中で、特に人気が高いと言われているのが八重桜です。花びらがたくさん重なったような見た目は、美しさと豪傑さを感じさせます。さて、そん八重桜の花言葉ですが、理知やしとやか、豊かな教養など、その知的なイメージを与える花言葉が揃えられているようです。

ひじょうに教養があり、知的な人物にこの言葉を添えて八重桜をプレゼントする、というのが喜ばれるかもしれません。学校の先生や恩師、教室の先生など、そういった学問や習い事に精通した方に贈る時には、とても喜ばれるのではないでしょうか。季節だからということで、無闇に人を選ばずに贈ってしまうと、相手も困惑してしまうことがありますので注意してみてください。

桜の中でも、比較的遅くに開花時期を迎えるのが、枝しだれ桜です。非常にボリューム感のある、見た目にも豪華な桜ですので見応えがあります。そんな枝しだれ桜の花言葉なのですが、優美や純潔といった意味を持っているようです。そのため、女性の方に贈ったり、結婚式などに使用するなど、そういったシチュエーションで良い意味を持って捉えられることでしょう。

ただし、枝しだれ桜の場合は注意点もあります。それが、タンパクだったりごまかしといったイメージもあるからです。そのため、良い方向に捉えることが出来る方がいる場合はいいですが、漠然と大勢が集まるところにしだれ桜を使ってしまうと、良いイメージをもたれないことがあるので注意が必要でしょう。あまり上司の退職祝など、そういったシチュエーションにはあまり合わないかもしれませんので、注意してください。

桜は、基本的に3月から5月が開花時期となっています。そのため、歓送迎会など、そういったシチュエーションで渡すことができる花として人気となっています。誕生花として贈ってあげる、という方法も良いので試してみてください。ちなみに、桜の花束を作っておき、歓送迎会などでそれを渡すタイミングも肝心です。

桜の花に限ったことではありませんが、例えば新任者の挨拶時であったり、退職者の挨拶など、こういった挨拶的な儀式が終わったところを見計らって桜の花束を渡してあげましょう。その時、ひとこと桜の花言葉を添えてプレゼントするだけでも、ひじょうに相手に喜んでもらうことができます。ぜひ、おすすめです。